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魔女の宅急便/ジジが途中から話せない!なんで喋れなくなったの?

こんにちは!Curieです。

ここでは『魔女の宅急便』のジジが、人間の言葉を途中から喋れなくなった理由についてまとめています。

※ネタバレありますので、ご注意ください。

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魔女の宅急便/ジジが途中から話せない!

ただの水たまりじゃないか」は、ジジの名言ですよね!

大好きです。

何もかもが可愛いジジですが

人間の言葉を話せなくなるのは観る人にとっても軽いショックを受けますよね。

急に動物に戻っちゃって・・・

姿形はジジのままですが

”可愛い”とはなんだか思えなくなってしまいます;

できれば
最後は前のように可愛いジジに戻って欲しい!

そんなふうに感じたのは私だけではないはず。

なぜ途中からジジは会話できなくなり
最後まで猫語のままだったのでしょうか。

魔女の宅急便/ジジはなんで喋れなくなったの?

ジジが途中から喋れなくなった理由は、キキが成長して大人になったからです。

これはある意味公式の答えとも言えるもので、作品の生みの親である宮崎駿監督が以下のように述べています。

「ジジの声はもともとキキ自身の声で、キキが成長したためジジの声が必要なくなった。変わったのはジジではなくキキ。」

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1013826920

つまり、
ジジが人間の言葉を話せなくなったのではなく

キキがジジの人間の言葉を話す能力を必要としなくなった、ということらしいです。

どういうことなんでしょうか・・・。

キキの「成長」について詳しい説明はないので、それをどのように捉えるのかは観客のご想像にお任せという、ジブリ恒例のスタンスのようです。

それにしても、なぜ「成長」するとジジの人間の言葉をキキは必要としなくなるのでしょう。

※以下は個人の見解です。

キキの「成長」とは

作品のテーマは「田舎から都会へ上京してきた少女が特技を活かして独り立ちしていく」こと。

どうやら一人前の魔女になる、というのは

単に故郷の土地から物理的に離れて暮らせるようになること・一人で生きていけるようになることではないようです。

キキの「成長」について結論から言うと、

キキが自分にとって都合の良い世界に頼らなくなったこと、ではないでしょうか。

キキは田舎から見知らぬ都会に来て、好意的に受け入れてくれる人やそうでない人に出会い、交通マナーやホテルで求められる身分証明書など、とにかく自分の思い通りにいかないことを経験します

自分とは違いすぎると感じると、多少のコンプレックスもあり、苦手意識や反感・強い戸惑いを感じてしまい、それ以上はポジティブに踏み込めません。

特に、心を開きかけていたトンボに対して一方的に関係を絶つというマイナス思考が、平常心を失わせ、魔法の力を弱めてしまったようです。

屈託のない社交的なトンボには女の子含め沢山の友達がいて、一方キキは一人暮らしを始めたばかりで、いい思いつきと思えた宅配便事業も軌道に乗らず、修業も兼ねた独り立ちに不安を抱えていたなか、初めての同年代の話し相手(友達)ができると期待し、自分勝手だとは心のどこかで分かっているケドどうしようもなく、いつも自分を第一に考えてほしかったのに、別の友達に誘われたら、すぐにそちらにシフト(しかも自分を見下したと勝手に思っている自由気ままな女友達だったから嫉妬もハンパない/笑)、そんなトンボの姿勢に軽薄さを感じ、一方的に関係を絶つコトで生じたマイナス思考が、平常心(プラス思考)を常とし機能している「魔法」の効力を消してしまったんだと解釈しました。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11113147631

このあと、キキはジジの言葉が理解できなくなったり、空も飛べなくなったりします

けれども、ウルスラとの対話などを通して、「スランプ」について気持ちを落ち着けて考えること機会が訪れます。

「うまくいかないことに囚われている内は、全てがダメだと思って落ち込んでしまう。でも自分だけ特別なのではなく、それは誰にでもあること。できない時は、できないんだ。だから、とりあえず今できることをしよう」

このように現状を受け入れ、今できることはなんなのかを考えられるようになったのではないでしょうか。

そういうポジティブな方向へ心の変化がキキの内面で起きてきていたから、トンボの危機に直面した時に、偶然のありあわせのモップを使って飛ぶことができたのだと思います。

つまり、キキの「成長」とは現実から逃げることなくまずは受けとめること、そして「今できること」を見つけていくことのようです。

現実の厳しさ難しさ苦さなども、知ることは重要で、さらに、ではどうするのか、どうしていけばいいのか、そこで嫌気がさして背向け頑なに殻にこもって自分の心地よい内的世界や好都合の関係性のある方へのみ逃げたりしてしまうのではなく、厳しさ難しさ苦さも人の世にはあることを認めたうえで、諦めてスレて鈍麻していくのではなく、ネガもポジも全部ひっくるめてうけとめたうえで大きな流れとしてはポジティブな方向で生きていける生き方を自分でなんとか見つけなくては、見つけるのは難しくてもとりあえず考え続けていかなくては、キキにとっての「望ましい良い成長」とは言えないのでしょう。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11113147631
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なぜ「成長」するとジジの人間の言葉をキキは必要としなくなるの?

キキの「成長」がジジの人間の言葉を必要としなくなったのは、自分にとって都合の良い表現方法に頼らなくなったから、ではないでしょうか。

なぜなら、自分のことをわかってほしいというスタンスや、自分のことをわかってくれる相手に頼るという慣れ親しんだコミュニケーション方法で世界と関わることから、キキは一歩外へ出たからです。

これは人間関係だけでなく、動物や無生物の物に対しても当てはまります。

強い意志と行動、相手と向き合い続けるという努力を通して、キキはありあわせのモップで魔法の力を取り戻すことができました。

この時のモップは、慣れ親しんだ箒を愛用していたキキにとって、自然にスムーズに接しやすいものではありませんよね。

猫語を話すジジに対しては、最後は自然な笑顔で受け入れています。

人間の言葉を話すジジは、キキにとって故郷の面影を残す「キキを無条件に受け入れて返事をしてくれる相手」「自分のことをわかってくれる相手」でした。

それを必要としなくなったこと、つまり最後にキキが猫語ジジに向けた自然な笑顔は、キキの成長の証そのものなのだと思います。

まとめ

今回は『魔女の宅急便』のジジが途中から話せなくなった理由について考察してみました。

旧知の人の誰もいない新しい街で自分の居場所を見つけて独り立ちするという修業は、非常に内面的な成長物語ですね。

ジブリ作品はどれも深くて、大人が観ても新しい発見がありますよね。

お読みいただきありがとうございました。

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Curie
大学を卒業後旅行会社に就職するも、不自由な生活に疑問を感じ退社。 自由に国内外を飛びまわれる未来を夢見て、ノートPC1台で生活できる基盤に挑戦中。 食べることと旅がすき。