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【ポニョ】フジモトが冒頭、イカにライトを当てる理由について!

こんにちは!Curieです。

大人気ジブリアニメ「崖の上のポニョ」を観るたびに、疑問に思う方も多いのではないでしょうか・・・。

冒頭、フジモトの真上を通り過ぎる虹色に輝く巨大イカを見て、フジモトが咄嗟にライトを取り出し、イカに光を当てる行為は何なのか?と。

今回はそんな疑問に対して考察していきたいと思います!

※以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。

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考察①:イカ=フジモトの奥さんへの報告機?

まず一つ目の考察は、最初に出てくるあの巨大イカは、フジモトの研究を奥さん(グランマンマーレ)に報告する役割を持つ定期便のような媒体であるというものです。

問題のイカが出てくる前後の文脈を見てみましょう。

冒頭の海の中、大量のクラゲやプランクトン、微生物などをとおして表現されている「生命の豊かさ」と共に、フジモトの船が登場します。

ポニョに魔法の力が宿っているように、生みの親であるフジモトは魔法使いとなって、海の中で研究を続けているようです。

そして間もなく問題の場面、たくさんの生物が行き交う中、大きなイカが現れます。それを見たフジモトは慌ててライトを取り出し光を当てますが、その表情は険しくありません。

一方、イカの様子もいたって普通。ただ通り過ぎるだけです。

ライトを当てた後、フジモトは穏やかな表情でイカを見送っている様子が描かれています。

このことから、どうやらイカは他の生物にはない役割を持っていることや、フジモトのライトはイカを追い払うための道具ではないという見方ができます。

「フジモトの研究」に焦点が当たっている描写の文脈から、どうやらイカは研究ないし自分のことに関連し、報告する媒体ではないかという考察は、十分に考えられますね。

去っていくイカに対しライトとともに手を大きく降るフジモトの優しげな表情から、イカをとおして彼が見ているのは彼が恋してやまないグランマンマーレではないでしょうか。

だからこそ彼は、イカがふらっと通り過ぎていこうとするのを見て「ああ!行ってしまう!」と慌てた、とも言えますね。

考察②:ライトでイカを追い払った

逆に、フジモトがライトを使ってイカを追い払ったという見方もできます。

というのも、彼の研究船は球体の特殊な泡の壁に覆われ、様々な海の生き物が中に入ってこれないようにしているからです。

それもそのはず、船には彼が研究している魔法や、ポニョたちがいます。

たくさんの海の生物が自由に彼の船の中を往き来できたら、大切な魔法を無造作に荒らされたり、飼っている魚たちが襲われたりする可能性があります。

特に、問題のイカは巨大なので、泡の壁にぶつかって来ないようにしたのかもしれません。

ライトを当てるフジモトの表情が穏やかだったのは、海の中にいる以上よくある光景だからとも言えます。

また、フジモト自身が人間をやめて海に生きていることから、反照的に自然の生物に対する敬意、生き物の純粋さへの憧れが、イカを脅威とみなさない態度にあらわれているとも見ることができますね。

近代的な歴史を歩んだ人間ではなく、古典的な魔法の力によって、新たな世界を創り出そうと彼はしているのでしょう。

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考察③:グランマンマーレへの返信

これは考察①と似通った内容なのですが、イカはグランマンマーレからのメッセンジャーであるという見解もあります。

グランマンマーレはイタリア語の「偉大なる母」。

母といっても家族の母親を指すのではなく、生命の起源は海にあったというように、多種多様な生命を育む壮大なスケールの「母なる海」の「母」を指すのだと思います。

地球上のありとあらゆる生命を滋養する能力は、奇跡といってもいいほど、いわば彼女のものすごい魔法ですよね。

作中の問題の虹色のイカは、彼女によって生み出された生命の中でも、クシクラゲのように様々な光を映し出す特性をもつ珍しい固有種で、その光によって彼女のメッセージを伝えていると考えられます。

というのも、宗介と父親の耕一が自宅と船の間で発光信号用投光器のモールス信号でメッセージのやりとりをするシーンがあるように、作中においては光がメッセージの交信に用いられているからです。

したがってフジモトのライトは、グランマンマーレのメッセージに対する返信の意味だったのかもしれませんね。

クシクラゲ

七色に輝く巨大なイカは、現実の私たちとクシクラゲのように考えると、なかなか人間はお目にかかることができない珍しい生き物で、当のイカはいたってありのままに生きているのですが、その低い出現率は、彼女のメッセージを受け取り返信する機会そのものの低さをあらわします。

だからこそ彼はイカを見て慌てたのではないでしょうか。

人間をやめたとはいえ、まだまだ彼にとってグランマンマーレはなかなか会うことができない存在なのでしょう。

大自然そのものを生み出す彼女の壮大な魅力に憧れを抱くフジモトは、日々魔法の研究によって彼女に少しでも近づこうとしているのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

残念ながら、作中ではフジモトがイカに対してライトを当てた直接の理由となる描写はありません。

ただ、子供向けのアニメでありながら、非常に深いテーマをもつ作品であるからこそ、いろんな見方ができ、大人も楽しめる素晴らしい作品であることは間違いありません。

皆さんも是非、フジモトとイカの関係を探してみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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Curie
大学を卒業後旅行会社に就職するも、不自由な生活に疑問を感じ退社。 自由に国内外を飛びまわれる未来を夢見て、ノートPC1台で生活できる基盤に挑戦中。 食べることと旅がすき。